答えは 残念ながら NO...。
渡米前は、家族や友人から「引っ越したら英語話せるようになって帰ってくるね〜」と送り出してもらい、
私も「話せる自分、想像できないけどやっぱり住んでたら慣れて段々話せるようになるのかなぁ〜」なんて淡く思ってました... が、
...が、
....Ga!!
「海外に住んでいれば自然と英語が身につく」というのは
都市伝説だったことに、3−4年経って気づきました(激遅)。
生活に必要な日用品や簡単なお決まりフレーズ等は、ある程度分かるようになりましたが...
ネイティブの人に急に話しかけられると、
「...ちょっと何言ってるかわからない」状態。
英会話力ではなく、”頼りない笑顔でその場を回避”スキルが身につきました。
もちろん、子どもの年齢なら、耳も頭もスポンジ期な上に毎日、学校で生の英語に触れるので時間の問題だと思いますが、
やっぱり大人になってからの言語学習は
やるかやらないか。
当たり前ですみません、でも本当にその一言に尽きるのです..
(そして、その「やるかやらないか」が、アメリカで困った時に「やるかやられるか」にも反映されるわけですが..)
実際、
- 留学未経験で国内から出たことがないけれど英語が達者な方
逆に..
- 在米歴5年以上、10年以上でも英語が苦手な方(国籍問わず)
に何度も出会ったことがあります。
しょうみ、英語話せなくても問題なく暮らせている人も多いわけで
最低限のジェスチャーと悪意ありませんスマイルと、クレジットカードスワイプ(買い物は基本すべてカード)で日常生活成り立ちます。
「でも、現地の友達とかできて、英語練習できるチャンスあるんじゃない?」
と私も思ってたのですが..
「ある程度英会話できるようにならないと、ネイティブの友達はできない(相手が日本に興味ない限り)」という事実を、1-2年経った頃学びました。
あ、ちなみに私の最初の現地友は
リスです。
(一方通行の友情でしたが。あと見分けもつきませんでしたが)
引っ越してすぐは、近くに日本人の女性もいず
第一村人ならず、第一日本人(?)発見までにしばらくかかりました。
幸い、一人二人とお友達ができると、どんどん他の日本人の方やママさんとの繋がりが出来て、生活の知恵や情報は教えて頂けるし、お話は楽しいし..
子ども達連れて頻繁にプレイデート(集まって遊ばせたり)したり、
本当良い方々に恵まれたおかげで、気づけば それはそれは平和で心地よい環境に 正直、
「このままでいんじゃないかな」と思える環境に。
そして気づけば、英語も大して伸びぬまま 4-5年程 経過。
その頃には、日本人以外のお友達もできていましたが、
- 日本に住んだことがあって、少し日本語ができる
- ハーフで日本語が通じる
- ボランティアで英語クラスを週1で開いてくれているチャーチの先生や他の生徒さん
と基本、
日本になんらかの関わりがあるか or 英語が苦手な人に寛大なボランティア精神溢れる現地の方でした。
近所の公園で、ネイティブのママ友できるかな?と期待したことはありますが、
ネイティブの現地ママ達で、英語がままならない外国人と友達にわざわざなろうという人はほぼ皆無。
もしたまたま目があって会話が始まったとしても、
現地ママ:Where're you from? (どこから来たの?)
私:「I'm originally from Japan. (あ、日本ですー)
現地ママ:Nice. (へ〜)
で、どちらかが子どもに呼ばれて、大して盛り上がってない会話いとも簡単に終了..。
言葉の壁を感じること多々でした。
逆に英語が第二言語のママとは、つたない英語ながらも
まだなんとかお互い話が通じて楽しくコミュニケーションとれるのですが
(特に、アジア圏出身のママとの親和性は高い。妙な連帯感が生まれる)、
ネイティブスピーカーとのコミュニケーションは、住んでてもあまりありませんでした。仕事や学校等、必要性がない限り、わざわざネイティブの人から知り合いになろうとは思わないかぁと。
(逆も然りで、英語が苦手であるが故に、日本人だけで固まってしまい、コミュニケーションをとろうとしてくれているESLの先生がなかなか入れない.. という光景も日常茶飯事だったので国籍問わず在る習性だとは思うのですが:そういった光景を目撃する度、心がしくっと痛みます)
正直、渡米当初の目的が留学や仕事ではなく
生活する為で、そして子育てが中心だったので、最初の数年間の過ごし方に後悔はないのですが(実際、頻繁な日本人親子でのプレイデートが、子ども達の日本語基盤の一助となってくれています)、
子ども達が幼稚園や小学校にあがり始めると、
色々な点から、英語習得の必要性を感じるようになりました。
- 子ども達の学校関係に必要なやり取り
- 子ども達との会話(じきに日本語が弱く、英語が母語となっていくのは予想がついたので、両言語で話を分かってあげられるようになりたい)
- 自分自身のアイデンティティ(いい大人なのに、言語の壁で自分らしく人と接する事ができないのは辛い)
- 自分のキャリア設計(アメリカでサバイブしていく為に自分も稼げるようにならねば)
- 英語ネイティブ級にはなれそうにないので、せめて資格でその弱点をカバー。手に職ならやっぱり憧れてたRDNに。
等々。
そんな訳で、子ども達が就学できる年齢になったら、
私も学校に戻って手に職をと決意し、30代で英語学習再開しました..
時々「最初から英語できたんですか? それともやっぱり住んでて自然に身についたんですか?」と尋ねられる事がありますが、いえ、そんな事はありません。
「あいむ ファイン せんきゅー」から始まりました。
逆に、「やっぱりこの年になってからは厳しいですよね」と仰る方もいますが、
いえいえ、そんな事もありません。もちろん、子どものようにとはいきませんし、目標設定にもよりますが、資格を取る為に必要な英語力は大人になってからも工夫と頑張り次第で身につけることができます。なので、迷ってる方はどうぞ諦めずに😊
私自身、まだまだ英語で心許ない思いをすることはありますが、
やっぱり諦めずに、続けてよかったと思います。
これは資格を取得するしない関係なく、英語学習を通して
学ぶ文化や得られる情報、そして広がる交友関係は、視野を広げ日常を豊かにしてくれていると感じるからです。
英語の学習方法については結構ジプシーしましたが、
そんな英語学習ジプシー経験をもとに、
私の思う、オススメの & オススメできない学習法について
また別記事で触れてみたいと思います。
なんだかまとまりのない投稿となってしまいましたが
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
(文体含め、まだ本サイトの方向性が固まってない今の私はサイト運営ジプシーです笑)